
歯の働きには 食べ物を咬む(咀嚼)、しゃべる(発語)、顔の形をつくるなどがあります。
歯並びや噛みあわせが悪いと、
生理的に
心理的に
[10]の全身の健康に障害を与える場合があることについて少し詳しく述べておきましょう。
頭は身体全体のバランスいいかえれば重心として極めて大きな役割をしています。
その頭の部分は下顎の上に位置しているわけですから、上下顎の噛み合わせが悪いとそれを補正するように身体全体のバランス悪くなります。
これらは様々な不定愁訴を生じることになります。
1999年2月に開催されました日本歯科医師会主催の「歯の健康シンポジウム-噛むことと全身機能」において、東京歯科大学の石川学長は『噛み合わせと全身バランス』という基調講演をしておられます。
日本歯科医師会広報1999年2月25日号から引用しますが "噛み合わせは我々にとっては体の中の杖であるが、よい道連れになる杖と足手まといになる邪魔な杖がある。
噛み合わせと体の歪みについて研究していると、不正咬合の人は、体の重心や移動距離や移動面積が大きいのがわかる。
咬合状態を治療した後では、これらも減る。
下顎のずれ、噛み合わせのずれは、頭と体のしびれを起こすこともある。
よい噛み合わせは健康と福相を作る"と講演しておられます。
右の奥歯と左の奥歯とのバランスが悪いため顎のずれがみられ様々な不定愁訴を訴えられる患者さんの場合には、まず顎の位置を正しい位置に変え、その位置に矯正治療や補綴(人工の歯)処置を行うことにより不定愁訴を改善するわけです。
